株式会社アトックスは原発に関わる事業を手掛ける

お仕事

株式会社アトックスは、原子力発電所の設備を半世紀以上に亘ってメンテナンスし続けています。
放射線技術という、特殊な技能が求められる原子力の分野では、作業に従事するにあたり、確かな技術と慎重な姿勢が求められます。

老朽化した部分や異常が見られた箇所を的確にメンテナンス

同社では、原子力に関する確かな技術を持ったエンジニアが、老朽化した部分や異常が見られた箇所を的確にメンテナンスしていきます。
安定した電力供給が行える発電所とは言っても、安全な運転が出来なくては、長きに亘って運用することが出来ないのも実状です。
設備を整備する際には、同社に在籍する放射線取扱資格者が、問題を起こさないように、丁寧な施工を実施していきます。

独自の処理法を用いて放射性廃棄物も対処

原子力発電所特有の問題である、放射性廃棄物に関する問題も、同社では独自の処理法を用いて対処することが可能です。
発電所からの廃液に含まれる放射性物質を、株式会社アトックスが開発した濾過装置を使って浄化していくのです。
発電所の近隣環境に放射性物質が漏洩してしまうと事故へと繋がっていきます。
放射性物質が残留しない形での濾過を行ない、原子力発電所構内への長期保存を行ったり、自然環境に戻していったりすることを試みるのです。
技術革新が激しい原子力の分野では、常に新しい知識や技術を身に付けておくことも大切となります。

千葉県柏市に独自の技術開発センターを備えている

同社では、千葉県柏市に独自の技術開発センターを備えています。
原子力発電所の現場をイメージした、大規模な実験設備を備え、発電所で起こり得る事象を想定しながら、常に研鑽を続けています。
同センターでは、原子力に関する技術の研究だけではなく、ロボットや遠隔操作技術などの、メンテナンスで必要となる機器の開発も行ないます。
危険な状態の原子炉であっても、安全に作業へ取り組める仕組みを作ることも、同センターが掲げている目標となります。

福島にある技能訓練センターで様々な教育訓練を実施

株式会社アトックスでは、放射線に関する技術の追求だけでは無く、作業に従事する方の技術レベルの向上にも勤しんでいます。
福島にある技能訓練センターでは、原子力発電所での作業に従事する方に向け、様々な教育訓練を施しています。
電気に関する基礎的な知識の習得は勿論のこと、現場で危険な場面に遭遇した場合の対処法など、原子力に関わる人材に必要な知識や技能を短期間で学べるカリキュラムを提供中です。
同社では、訓練を通じて学んだ技能は資格取得という形で能力の証明を実現させていきます。

放射線に関する事業に多数携わっている

株式会社アトックスでは、原子力発電所での作業に必要な技術の研究や、作業従事者への教育以外にも、放射線に関する事業に多数携わっています。
原子力エネルギーの源ともなる、ウランに関する濃縮施設でのメンテナンス業務や、再処理施設での点検業務などにも関わっているのです。
未来を担うエネルギーである原子力は、活用時の安全性確保が重要な課題ともなります。
株式会社アトックスでは、原子炉のメンテナンスだけではなく、関連分野にも携わることで、原子力分野におけるリーディングカンパニーとしての位置を目指しているのです。
同社の放射線技術は、核融合の分野だけでは無く、医療分野における放射線治療にも採用されています。

がん治療に用いられる放射線治療などの研究も行う

がん治療に用いられる放射線治療や、治療薬の製造工程で用いられる放射線に関する研究も、同社では携わっています。
原子炉という社会的インフラだけでは無く、放射線治療という身近な分野に至るまで、株式会社アトックスの放射線技術は幅広く活用されているのです。
長きに亘って放射線分野に関わって来た同社では、様々な関連機器の製造にも関係していきます。
原子力発電所構内での作業に欠かせない機器の一つにマニピュレータがあります。
同社では、過去の作業経験に基づき、構内での作業を確実に行えるために必要となる機器を、マニピュレータを含めた形で各種提供中です。
作業員の安全確保と効率性を意識したオリジナルの作業機器製造を手掛けているのです。
作業機器の製造以外に、海外で作られた放射線関連製品の販売も手掛けています。

耐放射線カメラは鮮明な画像を映し出すことが可能

耐放射線カメラは、高濃度の放射能が拡散されている現場であっても、鮮明な画像を映し出すことが可能です。
原子炉内での作業を安全に行なうためには、優れた作業機器を用いるのと同時に、安否を確認出来る監視設備の充実も必要です。
放射線への耐性が高いカメラを用いれば、事故が起きた原子炉などの過酷な現場であっても、作業員の状況を的確に監視していくことが可能になります。
現場で従事する作業員が、気軽に放射能を除去できる商品も、同社では独自開発を行っています。
大手メーカーと共同開発して作られたソフトワイパーは、作業員が携帯できる放射能除去グッズとなります。
構内での作業を終えた後、ワイパーで体を拭いていくことにより、作業員の健康を守ることを目指しているのです。

まとめ

原子力に関する技術は日々革新を続けています。
同社は、新しい技術を取り入れるための投資を積極的に行ない、原子力エネルギーの安全な活用を目指し続けているのです。

 

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