これから起業家になるときの準備を光本氏に学ぶ

お仕事

今現在はサラリーマンとして勤務している人でも、自分で会社を立ち上げたいと考える人がいます。
いわゆる起業家になりたいと考える人が、世の中にはたくさんいるわけです。
確かに、会社でやりたくもない仕事をしたり上司に指示をされていやいや仕事をするよりも、自分の意思で会社を立ち上げて経営したほうがストレスは溜まりにくいと言えるのは間違いありません。

経営に失敗すること

ただしその反面、気にしておかなければいけないことがいくつかあります。
そのうちの1つが、経営に失敗することです。
これは、ポジティブに考えている人ほど無縁と思われることかもしれませんが実際に会社を立ち上げた場合には、絶対に立ちはだかる大きな壁といえます。
実際に起業する人の多くは、ポジティブな人が多くあまりネガティブに考えられない傾向にあります。
周りの人は確かに多く失敗しているかもしれないが自分には関係ないと考える人も多く、そういう人ほど足元をすくわれてしまいます。
実際にどのような経過をたどる失敗していくかと言えば、最初に多くのお金を使ってしまうことです。
立ち上げに必要なお金はかなり多く、小さな会社であっても20,000,000円から30,000,000円ほどのお金が必要になります。
この時、無理をしてたくさんのお金をかけてしまった場合は、うまくいけば良いものの失敗した場合はそのまま借金になって跳ね返ってきます。
そうすると、よほど潤沢な資金を持っている人でない限り、その後経営を続けていくことは難しいでしょう。

成功者の本などを読むデメリット

頑張れば何とかなると言う人もいますが、何とかならないことも間違いなくあります。
なぜ頑張れば何とかなるということがまかり通っているかと言えば、それはうまくいった人にのみインタビューをしている事や話を聞いているからです。
例えば、成功者の本などを読んだ場合、頑張れば何とかなると書かれていることも少なくありません。
あるいは雑誌のインタビューなどで成功者にインタビューをした場合、諦めずに頑張ればなんとかなるあるいは道が開けるなどといいます。
確かにそれは嘘ではありませんが、すべての人が1回でうまくいくとは限らないわけです。
しかも成功者がそのように述べているだけであり、その影にはその100倍位の失敗者が入ることも頭に入れておかなければいけません。
つまり1人の成功者の声を聞いて信じるのではなく、残りの99人の失敗者にインタビューをしてどのような特徴があるのかを使う必要があります。

成功者と失敗者の違いを探っていく

言うならば、成功者と失敗者の違いを探っていくわけです。
実際に探ってみると、実は成功者と失敗者はそれほどやっていることに違いがないことに気がつきます。
例えば、失敗するまであきらめないと考えるのは成功者であっても失敗者であっても実は同じだったりするわけです。
失敗しても諦めずに続けていた人が、いつの間にか首が回らなくなるほどの借金を抱えて大失敗するようなケースがあります。
このように考えるならば継続は力なり、あるいは成功するには続けることだと言うのは確実に正しいとは言い切れないでしょう。
それにもかかわらず、ポジティブに考えている人は自分は成功するに違いないと考え成功者の意見だけを聞き、最終的に同じように行動しますが大抵はうまくいきません。

もう一つ仕事を持っておく

ではどのようにしたらうまく破産をせずに続けていくことができるかと言えば、もう一つ仕事を持っておくことです。
最近増えているのは、例えば会社を立ち上げながらサラリーマンとして勤務をすることです。
1週間のうち月曜から金曜までは会社員として働き、土曜日と日曜日の空いた時間に仕事をする仕組みです。
このような仕組みを作れば、少なくとも1週間のうち2日ほどは新しい会社の仕事をすることができ、ほんのわずかですが毎週会社を大きくしていくことができます。
そして失敗したとしても、大きな借金さえ背負わなければ今まで勤務していた会社の収入で生活は何とかなるはずです。

会社員を続けなければいけないか

会社員を続けなければいけないかと言えば、必ずしもそのような事はありません。
実際に会社を続けるといっても、すべての人が1週間に2回ほど休みがあるとは限りません。
本などに書いてあるのは、1週間のうち5日間は現在の仕事をして残りの2日間で新しい会社のために働きなさいと書かれていますが、すべてのサラリーマンが週休2日制とは限らないわけです。
1週間に6日仕事をして1日だけしか休みがない場合もあります。
そうすると、1週間に1度しか休みがなく、その日だけ新しい仕事に時間を使っても、なかなか会社が大きくならないでしょう。
しかも家族がいる場合は、全く家族の相手をしない状態と一緒です。
それは、1週間に2回休みがあった場合であっても2日間とも家族を相手にせず会社の立ち上げのために時間を使ってしまっては同じことといえます。

まとめ

結局金銭面での成功はするかもしれませんが、一家離散のようなことになりかねません。
それよりは、会社員をやめてパートやアルバイトのなどをして一定の収入を稼ぎながら家族との時間を取り、しかも会社を立ち上げるのに時間を使うことも考えておいた方が良いです。

 

参考サイト
光本勇介、株式会社バンクについて調べてみた

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